患者様への負担を最大限に抑えた、 安全かつ苦痛の少ない検査を実施します
現在の内視鏡検査は昔に比べて安全になってきているとはいえ、体にカメラを通す作業は最初はどなたでも不安に覚えるものです。
当院では日本消化器内視鏡学会の研修や試験を受けて認められた「消化器内視鏡専門医」が、安全かつ苦痛の少ない胃・大腸内視鏡検査を行います。
検査を行う上で不安や疑問に思う患者さまに対しては、事前に丁寧な説明をさせていただきます。
お忙しい社会人の方向けに土・日曜も対応し、また日帰りの大腸ポリープ切除手術にも対応しております。
検査をご希望の方はどうぞ遠慮なくご相談ください。
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)とは食道・胃・十二指腸、および咽頭の一部を内側から直接的に観察する検査です。逆流性食道炎、食道がん、胃炎、胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍などの病変の有無を確認できます。
① 口からの内視鏡検査
スタンダードな内視鏡検査です。
嘔吐反射を起こしやすい方は、鼻からか、鎮静剤の使用を検討してください。
② 鼻からの内視鏡検査
③ 鎮静剤を使用してからの検査
鎮静剤を使用し,リラックスした状態で検査を受けて頂くことが出来ます。
鎮静剤は希望に応じ使用しますが、当日 車やバイクの運転がある方は使用出来ません。
粘液、泡を除去しやすくための薬を服用します。
口からの内視鏡検査 : のどに麻酔のスプレーをします。
鼻からの内視鏡検査 : 鼻の粘膜の腫れをとり、鼻血を出にくくするお薬を鼻の中に噴霧し、十分に鼻の麻酔を行います。咽頭反射が強く、おえっとなりやすい方は、のどに麻酔のスプレーをします。
(※鎮静剤を使用してから検査する場合、 生理食塩水の点滴(末梢静脈ルート確保)をし、のどに麻酔のスプレーをします)
検査のみであれば約1時間後、のどの麻酔が切れた後から飲食が可能となります。検査後にのどの奥がひりひりする、お腹が張ることがありますが、これらの不快感は時間が経てばなくなりますので心配ありません。
生検を施行した場合はごく稀ですが出血の可能性があります。約2時間後から飲食が可能となりますが、1~2日は刺激物、飲酒、激しい運動を控えて下さい。
検査費用の目安は、3 割負担の場合、およそ5,000~12,000円です。
(使用薬剤、処置内容、生検の部位、個数などにより異なります)
下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)とは肛門から内視鏡を挿入し、大腸内部を直接観察する検査です。大腸ポリープや大腸がん、炎症や潰瘍の病変の有無を確認できます。
【前日の注意点】
・検査前日は出来るだけ消化のよいものを食べて頂く必要があります
・当院でも取り扱っている検査食を購入して使用されると食事に関し、細々と配慮する必要がありません
(便秘がちな方や前回検査時に腸の中が綺麗になるまでに時間がかかった方は是非ご検討下さい)
・夜9時に下剤10mLをコップ1杯の水に溶かして服用して下さい。個人差はありますが7~12時間後に排便があります
【数日前の注意点】
便秘がちな方はあらかじめご相談頂下さい。お薬を処方し便通コントロールを行うことがあります。
【当日の注意点】
検査当日朝から検査が終わるまでは食事を取ることが出来ませんが、お水、お茶に関しては控える必要はありません。
【腸管洗浄液の服用】
検査の4時間前から腸管洗浄液を服用して頂きます。
腸管洗浄液服用後5~10回ほどの排便でかすがなく、にごりの少ない透明に近い水様便になれば内視鏡検査が可能となります。
内視鏡室にて検査
検査後にお腹が張ることがありますが、これらの不快感は時間が経てばなくなりますので心配ありません。お腹の張りがなくなれば飲食をして頂くことが出来ます。
後日切除した病理診断の結果をご説明し、その後の方針を検討いたします。
検査費用の目安は3割負担の場合、検査のみであればおよそ6,000円、多発ポリープに対する内視鏡的切除術を施行した場合はおよそ30,000円となります。
(使用薬剤、処置内容などにより異なります)